ICT業務改善

Excel編集|小数点の切り捨て・切り上げ・四捨五入

 

Excelは大量のデータを簡単に集計することの出来る、大変便利なソフトです。SUM関数を使えば正確な合計値を出してくれますし、「=A1 * 1.08」という具合に数式を入力すれば、消費税計算も一瞬です。

しかし、納品書や請求書といった書類をExcelで作成する場合、計算結果そのままの表示ではマズイ場合があります。「¥3,333.3333333333」などという金額が算出されれば、小数点を何らかの形で処理する必要があるでしょう。

そこで今回は、3パターンの小数点処理についてお話します。

 

1. 切り捨て(ROUNDDOWN関数)

値を切り捨て、指定の桁数にするには、ROWUDDOWN関数を使います

書式は

=ROUNDDOWN([数値], [桁数])

引数には以下の内容を指定します。

数値:切り捨てをしたい元の数値。数値が格納されているセルを指定してもOK。

桁数:切り捨てた結果の小数点以下の桁数。小数第一位まで表示したい場合は1、小数点以下全てを切り捨てたい場合は0、整数桁を切り捨てたい場合は負の数を指定します。

今回は、小数第一位を切り捨て、整数値にする場合を見てみましょう。

 

 

切り捨て前の値はセルA4(10.4)、小数点以下全てを切り捨てるので、桁数は0を指定します。同じ式をコピーし、セルA5(10.5)、セルA6(10.6)についても結果を見てみましょう。

 

 

するとこのように、全ての数値で小数点以下が切り捨てられ、整数の値「10」に編集されました。

 

 

2. 切り上げ(ROUNDUP関数)

値を切り上げ、指定の桁数にするには、ROUNDUP関数を使います

書式は

=ROUNDUP ([数値], [桁数])

引数には以下の内容を指定します。

数値:切り上げをしたい元の数値。数値が格納されているセルを指定してもOK。

桁数:切り上げた結果の小数点以下の桁数。小数第一位まで表示したい場合は1、小数第一位を切り上げ、整数にしたい場合は0、整数桁を切り上げたい場合は負の数を指定します。

切り捨てと同じく、小数第一位を切り上げ、整数値にする場合を見てみましょう。

 

 

切り上げ前の値はセルA4(10.4)、小数第一位を切り上げるので、桁数は0を指定します。同じ式をコピーし、セルA5(10.5)、セルA6(10.6)についても結果を見てみましょう。

 

 

するとこのように、全ての数値で小数第一位が切り上げられ、整数の値「11」に編集されました。

 

 

3. 四捨五入(ROUND関数)

値を四捨五入し、指定の桁数にするには、ROUND関数を使います

書式は

=ROUND ([数値], [桁数])

引数には以下の内容を指定します。

数値:四捨五入したい元の数値。数値が格納されているセルを指定してもOK。

桁数:四捨五入した結果の小数点以下の桁数。小数第一位まで表示したい場合は1、小数第一位を四捨五入し、整数にしたい場合は0、整数桁を四捨五入したい場合は負の数を指定します。

前の例と同じく、小数第一位を四捨五入し、整数値にする場合を見てみましょう。

 

 

四捨五入前の値はセルA4(10.4)、小数第一位を四捨五入するので、桁数は0を指定します。同じ式をコピーし、セルA5(10.5)、セルA6(10.6)についても結果を見てみましょう。

 

 

すると、元の値が10.4の場合は、小数第一位の4が切り捨てられて「10」に、元の値が10.5の場合は、小数第一位の5、元の値が10.6の場合は小数第一位の6が、それぞれ切り上げられて「11」に編集されました。

 

これら3つはごくごく簡単なExcel関数ですが、知らないと困る場面が結構あるので、覚えておくと良いでしょう。

 

 

因みに、セルを選択して右クリックで表示される「セルの書式設定」でも、小数点以下の桁数を指定できます。分類から「数値」を選択し、「小数点以下の桁数」を指定します。

 

 

この方法を使った場合は、3.のROUND関数と同じように四捨五入した値が表示されます。

 

 

しかし、この書式設定を用いた小数点処理は、あくまで表示上そう見せているだけのものです。実際にセルに入っている値は、四捨五入前の元の数値のままです。(実際にセルにフォーカスしてみると分かります。)

 

 

よって、書式設定によって四捨五入された値を元に計算処理を行うと、「10 × n」と計算しているつもりが、実際には「10.4 × n」として計算され、計算結果にズレが生じることがあります。

 

書式設定による小数点処理は簡単で便利なのですが、あくまで簡易的な処理です。

消費税計算のように、切り捨て切り上げがきっちり決まっている場合や、小数点処理後の値を別の計算に使う場合には、先に説明した1~3の関数を使うようにしてください。

 

このような関数や機能を知っているか知らないかで、Excelの作業効率は格段に変わります。自社の業務でも、知らないが故に非効率になっている作業があるかも知れません。

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